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【評価】『両手いっぱいに芋の花を』のレビュー・感想!3DダンジョンRPG傑作!

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ネタバレなし!インディーゲーム、3DダンジョンRPG『両手いっぱいに芋の花を』のネタバレなしレビュー記事です。

ここではゲーム内容の他に、面白い&つまらない点、クリア時間(ボリューム)、体験版の感想、おすすめの職業・パーティなどなど購入前に気になるであろう点をいろいろと紹介しています!

このゲームはこんな方にオススメです!

・ライト層向けな3DダンジョンRPGを求めている
・探索や戦闘を楽しみたい
・考えて攻略するのが好き
・BGMや雰囲気が良いゲームがしたい
・あまり時間もお金もかけず楽しみたい
・世界樹の迷宮シリーズみたいなゲームを探している

参考に、僕自身が今までプレイしてきて楽しめた3DダンジョンRPGは「世界樹の迷宮シリーズ」「真・女神転生ストレンジジャーニー」「ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団」です。

これらを楽しめた方はもちろん、難しくてクリアできなかった方にもオススメできるゲームです!

ちなみに僕はswitch版をプレイしました。

では詳しく説明していきますね!

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『両手いっぱいに芋の花を』ってどんなゲーム?

 

(出典「両手いっぱいに芋の花を」ニンテンドーストア)

発売元はPLAYISM、開発元はPon Pon Games。インディーゲーム。

対応ハードジャンル発売日価格クリア時間備考
switch/steam3DダンジョンRPG2022年3月10日1870円(税込)20時間ほど体験版あり

まず何だこのタイトル!?と思った方も多いでしょう。僕も思いました。笑

簡単に言うと土が汚染されて食物育たないから、地下迷宮の奥にあるとされる凄い芋の種を探そうって感じです。

(出典「両手いっぱいに芋の花を」ニンテンドーストア)

ただこのゲーム、ストーリーは正直オマケ程度です。

デフォルトの主人公なども存在せず、調査隊の一員としてひたすら迷宮を潜っていき、進んでいくと少しづつ迷宮の謎が明かされていく…という感じ、キャラの掘り下げだったり壮大な世界観などはありません。

拠点と全部で4つあるダンジョンを何度も行き来しつつ、少しづつ迷宮の奥底へと宝を目指します。

ダンジョン内では様々な冒険者や職人に会えるのですが、みんなどこか憎めない人たちばかり!

特にダンジョンでナビをしてくれるダークエルフちゃんは画面の視界に入るとこっち向いて手を振ってくれて癒されます

中には武器や防具を鍛えてくれる鍛冶屋や装備やアイテムを鉄(この世界でのお金)と交換してくれる人など迷宮攻略の手助けをしてくれる人たちもいます。

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◎面白い・おすすめな点『両手いっぱいに芋の花を』

Good!

キャラクリエイトで好きな職業、見た目でパーティを組める!

ダンジョン探索が楽しい!何度も潜りたくなる!

戦闘システムはシンプルだが緊張感抜群

BGMが場面にマッチしていて耳に残る

詳しく説明しますね!

キャラクリエイトで好きな職業、見た目でパーティを組める!

 

スキルツリーシステムが楽しい (出典「両手いっぱいに芋の花を」ニンテンドーストア)

調査隊は3人パーティで、自分の好みのキャラクリエイトが可能です!

職業は以下の8種から好きに選べます。

・ウォーリアー・・・攻撃、盾役
・ナイト・・・攻撃、盾役
・クレリック・・・回復、サポート
・シャーマン・・・回復、サポート
・レンジャー・・・遠距離、召喚
・ローグ・・・遠距離
・ウィザード・・・魔法
・ソーサラー・・・魔法、召喚

見た目はオーク、ウッドエルフ、ノーム、ダークエルフ、ゴブリン、ドワーフ、ヒューマンの7種族から選べ、目や肌の色、髪型なども自由な組み合わせが可能。

職業や種族に関係なくみんな最初は全く同じステータスです。

能力値を上げるスキルを取得したり、装備によって個性が出ます。

キャラの見た目に迫力はありませんが、良い意味でユルッとしてて僕は好きです。笑

※個人的おすすめパーティも下の方で紹介してます!

ダンジョン探索が楽しい!何度も潜りたくなる!

(出典「両手いっぱいに芋の花を」ニンテンドーストア)

『両手いっぱいに芋の花を』は3Dによる一人称視点となっています。世界樹シリーズと同じですね。

迷宮内には様々なギミックや謎解き要素があり、単調にならない作りになっています。

また、至る所にショートカットが用意されており、これらを解放するために隅々まで探索するのが楽しかったです。

そしてこのゲームでは灯りがある場所でしかマップを開けないという独自の要素があります。

通路や部屋にある灯りの下か、自分が持つ松明を灯せば(時間制限付き)いつでも見ることが可能です。

暗がりではマップが見えないというリアルな面が、もどかしくも「あ~探索してんな~」って気分にしてくれました!

現時点では歯が立たないレベルの敵が配置されていたり、迷宮を進むと会えるNPCのお願いを叶えてあげることで今まで進めなかった所に行けるようになる便利アイテムが貰えたりするのですが、既に攻略済みの階層で新しい発見があったりと本当に探索が楽しいゲームでした。

その場で動かない敵たち (出典「両手いっぱいに芋の花を」ニンテンドーストア)

敵が固定で配置されている点も独特で面白いな~と思いましたね。

シンボルエンカウント制なのですが、相手は動かないし襲ってきたりしません

横や後ろから仕掛けることで先手が取れたりダメージが割増しになったりするので、強い相手にどうやって攻めるか考えるのも楽しかったです!

戦闘システムはシンプルだが緊張感抜群!

 

(出典「両手いっぱいに芋の花を」ニンテンドーストア)

相手が次にどんな技で誰を狙ってくるか事前にわかるターン制バトルシステム!

さらに、コマンドを行動を入力したら戦闘開始と共に敵味方全員がいっきに行動します

この戦闘システムも個人的にめちゃくちゃ面白いと感じました。

何してくるかわかるなら対策簡単じゃね?って思うかもしれませんが、なかなか上手いこといかない絶妙なバランスなんですよ!

まず敵の攻撃が強力過ぎて、まともに喰らうとHPの半分とか簡単に持ってかれます。

そこでガードを上手く使うことで大幅にダメージを軽減できるのですが、敵も味方もそれぞれスタミナゲージが存在し、ガードの他にも攻撃したりダメージを受けると減っていき、これが足りなくなると何もできなくなります。

スタミナは「構えなおし」をすることで全回復できるのですが、その行為で1ターン使ってしまうので使い所が肝心。何も考えないでいると敵の強力スキルが来るのに何もできない!死ぬ!なんてことに陥ります。

この絶妙な駆け引きが緊張感を生み出し、単調ではない戦略性のあるバトルを楽しめます!

難しそう…と思った方、安心してください。

僕も難易度高いと途中で投げちゃうこともあるライトゲーマーですが、「全滅した!でもこうしたら行けそうだしもう一回!」と何度でも再挑戦したくなる難易度バランスなおかげでストレスフリーでクリアまで行けました!

全滅してもペナルティが全くないのも良いですね

ナビのダークエルフちゃんが相手の行動を詳しく教えてくれるので、スタミナに気を使いながら対策さえしっかりしていれば初心者でも全然クリアできる難易度だと思います。

(出典「両手いっぱいに芋の花を」ニンテンドーストア)

BGMが場面にマッチしていて耳に残る!

戦闘ではボスが本気出してきたらテンション上がる曲調になったり、ダンジョンでは神秘的なBGMだったりと展開やロケーションに合わせてめちゃくちゃ雰囲気を盛り上げてくれる曲が多いです!

個人的に第二ダンジョンの「渓流のほとり」で流れるBGMがすごく好きです。癒されます。

その他にも良曲が多いので是非聴いてみて欲しいですね。

×つまらない・気になる点 『両手いっぱいに芋の花を』

Bad…

ストーリーが希薄

クリア時間が短い

やり込み要素が薄くボリューム不足

詳しく説明していきますね!

・ストーリーが希薄

これは上記のストーリー概要でも語ってる通りです。

・クリア時間が短い

詳しくはすぐ下で説明してますのでそちらをどうぞ!

・やり込み要素が薄くボリューム不足

クリア時間もそうですが、全体的にボリューム不足感は否めません。

もちろん縛りプレイやアイテムコンプリートを目指す方はもっと時間がかかると思いますが…。

ただクリア後ダンジョンやラスボスを上回る隠しボスといったものは存在せず、そういった物を求める方にはやはり物足りないかもしれませんね。

その代わり隠し通路なるものが存在し、ストーリー後半でNPCがその場所と行き方を教えてくれます。

ここでは宝箱や中ボスみたいなのがいますが、正直あんまたいしたことないです。

特にクリア後の強さからしたら肩透かし喰らうかもしれないので、隠し通路の存在はストーリー序盤から教えてくれても良かったんじゃないかなって思いました。

ただ値段の点で見ても十分楽しめるクオリティだと思います!

クリア時間はどれくらい? 『両手いっぱいに芋の花を』

参考に、僕がラスボスを倒すまでにかかった時間は20時間ほどでした。

これくらいがちょうど良い!と思う人もいるかもしれませんが、人によっては「え、もう終わり?」と思ってしまうかもしれませんね。

僕ももう1つダンジョンあるんだろうなって思ってたらラスボスと対峙してて「もう終わってしまうのか…」と少し寂しい気持ちになりました。笑

それでも「こんな面白いゲームができて良かった!」という満足感が高いので、続編があるなら絶対やりたい作品です!

体験版の感想!引き継ぎは可能? 『両手いっぱいに芋の花を』

ここでは体験版だとどれくらい遊べるの?という疑問に答えます。

このゲーム、ダンジョンは全部で4つあるのですが、その最初のチュートリアルダンジョンとメインとなる「広葉樹林の奥地」ダンジョンの序盤まで遊べます。だいたい2~3時間のボリュームです。

途中で体験版はここまで、と言われる点以外は製品版と全く同じ仕様になっており、データは全て引き継ぎ可能です。

僕はこの体験版でがっつりハマってしまい、体験版終了と共に躊躇なく製品版を購入しました!

 

個人的おすすめパーティ・職業はこれ! 『両手いっぱいに芋の花を』

ここでは既にプレイを始めた方にオススメなパーティを紹介したいと思います。

僕はウォーリアー、シャーマン、ウィザードの3人パーティで序盤からクリアまで突き進みました!

攻撃のメインはウィザード!魔法が強力なので、相手の弱点めがけて魔法を打ちまくります。

ウォーリアーは「庇護」で自分自身とウィザードを守り、シャーマンは「酸の霧」でウィザードの魔法を底上げします。

あとは相手の攻撃を上手くガード回避しつつウォーリアーとウィザードで敵を殲滅していきます。

シャーマンは主に回復、バフ要員ですね。タンク役はウォーリアーの代わりにナイトでも良いと思います。

僕はこの戦術で安定して強敵を倒すことができたので、もし敵が強くて困っていたら参考にしてもらえると幸いです。

 

総評・まとめ 『両手いっぱいに芋の花を』

◎良い点

  • キャラクリで好きなパーティを!
  • ダンジョン探索楽しい!
  • 戦闘は緊張感あって楽しい!
  • 良曲多し!

×微妙な点

  • ストーリーはオマケ程度
  • クリア時間短い
  • やり込み少ない

『総評』4.5

世界樹の迷宮シリーズみたいなゲームがやりたい難しすぎず簡単すぎずなバランスの良いゲームがしたい、などと思ってる人には特にオススメなゲーム。

戦闘、探索、音楽とどれも高水準でとても良いゲームに出会えたなって思います。

体験版をやればこのゲームの良いところをだいたい体験できると思うので、迷ってる方は是非体験版からプレイしてみてください!

レビューは以上です!最後まで読んでいただきありがとうございました!

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