ネタバレなし!行方不明の姉を捜索するホラーアドベンチャーゲーム『人形の傷跡』のレビュー記事です。
ここではゲーム内容の他に、クリア時間(ボリューム)、面白い&つまらない点、PC版との違いについてなどなど…
購入前に気になるであろう点をいろいろと紹介しています!

このゲームはこんな方にオススメです!
- ホラー系ミステリーアドベンチャーゲームが好き
- サクッとプレイできるゲームを探している
- リメイクされた「人形の傷跡」に興味がある
1998年にPCで発売されたものを2022年にSwitch向けにリメイクしたゲームです。
失踪した姉を捜索する上で、ある衝撃的な事実が判明していくホラー系ミステリーアドベンチャーとなっています。
プレイさやすい用に様々な改良がされ、イラストも新規で描き起こされているので古臭さは全く感じません。
さっそくプレイした結論から言うと、
サクッとプレイできて、ホラーテイストなストーリーに引き込まれる良作アドベンチャーゲーム
値段は税込1,500円ですが、僕はセール時に存在を知りSwitch版を1,000円で衝動買いしました。
当時は専門誌で取り上げられるほど評価されただけあって、20年以上経った今でも楽しめる本格ミステリーなストーリーでした!

ではさっそくレビュー行ってみましょ~
『人形の傷跡』ってどんなゲーム?

対応機種:Switch
ジャンル:サイコホラーアドベンチャー
IARC:12+ (12歳以上対象)
価格:1,500円(税込) ※DL専用販売
プレイ人数:1人
体験版:なし
開発・販売元は「Child-Dream」。
「千里の棋譜~現代将棋ミステリー」という将棋を題材にしたミステリーアドベンチャーゲームを作っている会社と言えばわかる人もいるかもしれません。
本作はRPGツクール95を用いて開発が行われ1998年に発売された。発売後にヒットを記録するとともにミステリ専門誌に掲載されるなど話題になり、Child-Dreamは本作についてインディーゲームの先駆者的なアドベンチャーゲームとしている。
(引用元「人形の傷跡」wiki)
とあるように、元は20年以上前にPCで発売されたものをリメイクし、今風に遊びやすくしたゲームです。
今はもうプレイできませんが、原作の方は携帯のアプリやスマホゲームとしても出ていたようですね。
シナリオ重視の本格ミステリーと謳っているだけあって、十分楽しめる内容でした。

詳しくは「◎面白い・おすすめな点」で説明します!
クリア時間はどれくらい?『人形の傷跡』

だいたい3~5時間といった人が多いようです。
だいぶ短いと思うかもしれませんが、昔のゲームなのと1,500円という価格から見てそんなものかな~と。
内容はとても面白くリメイク特有の蛇足感もないので、これを良いと取るかは賛否分かれそうですね。
ちなみに僕は4時間強ほどでクリアしました。

次項から「面白い点・つまらない点」を紹介します!
◎面白い・おすすめな点『人形の傷跡』
- 姉の失踪から始まる謎多きストーリー
- サクッとプレイしやすい
- イラストが万人向け
姉の失踪から始まる謎多きストーリー

※ネタバレなしの感想です。
↓あらすじはこちら
東京の大学院に通う姉からの一切の連絡が途絶えた。 心配になった妹の上条明日美は、姉の安否を確かめるべく単身上京する。 しかし姉の研究室、アパートには姉のいた一切の痕跡が無くなっていた。 一体、姉の身に何が起こったのか……? 姉を探し出す強い決意をした明日美。 しかし彼女は自分の身に迫りつつある恐怖を知る由もなかった。 (引用元「人形の傷跡」公式サイト)
大好きな姉を捜索するため、姉が所属する研究室を訪れるところから物語が始まります。
姉はなぜ連絡をよこさないのか?何をしているのか?
序盤から謎が多く提示され、明日美(プレイヤー)を襲う正体不明な違和感と恐怖でどんどん先を読み進めたくなる魅力があります。


ゲームの流れですが、大学内を自由に移動し、研究室のメンバーや教員といったキャラたちと会話していくことでストーリーは進んでいきます。
何度か現れる選択肢を間違えるとゲームオーバー。
と言っても直前からやり直しができるので、迷わず最後までクリアは可能になっています。

どのキャラも何かを隠しているような怪しさ満天な雰囲気で、ストーリーが進んでいくごとに徐々に明らかになっていきます。
そして姉を探していく内に思いもよらない衝撃の事実が…!
てな感じで、とにかく先が気になるストーリー展開で面白いです。
伏線も丁寧に張られていてしっかり回収してくれます。
サクッとプレイしやすい

ほぼ読んでいくだけのノベルゲームで、たまに選択肢がある程度なのでサクサクッとプレイできます。
大学内を移動するのもそれほど行ける場所は多くなく、特に迷うこともないと思うのでストーリーに専念できる作りになっています。
そもそもボリュームがそれほど多くないゲームなので、サクサク行き過ぎてすぐ終わっちゃったという人もいるかもしれませんが…。
イラストが万人向け

イラストは綺麗で万人向けだと思います。
特定の層をターゲットにした狙ったようなキャラは出てきません。
ホラーミステリーという内容と雰囲気にあったキャラデザですね。
ちなみに僕は上画像の水越 麻衣子さん(左)が好みです。
ただキャラクターたちの表情やポーズのバリエーションが乏しく、一枚絵も少ないのが残念。
背景は実写画像を加工した感じで特に違和感もなくイラストとマッチしていて良いと思います。
×つまらない・気になる点『人形の傷跡』
- ボリュームが少なすぎる
ボリュームが少なすぎる
これに尽きます。
クリア時間は3~5時間と短めな上に、特にこれといったやりこみ要素もないので1,500円という価格に見合うかは少し疑問でした。
サクッとプレイできてストーリーも面白いので、良作映画を1~2本観たと思えばそんなものかもしれませんね。
僕はセールで1,000円だったので概ね満足です。
原作PC版とリメイク版との違いは何?『人形の傷跡』

↓主な違いはこちら
- 作曲家・大嶋啓之氏の「飛ぶ夢を見ない」、大石輝恭氏の「少年」をメインテーマに
- 原作の人気BGMをリマスター
- 物語後半を大きく追加
- サブキャラ視点でのザッピングシナリオを実装
- キャラ、スチルなどすべてのグラフィックスを刷新
- ホラー要素のON/OFFが可能
僕は原作の方はプレイしていないので比較はできないのですが、リメイク版をプレイした身としては現代のゲームとしても全く古臭さを感じなかったので、とてもいい感じに改良されているんだと思いました。
怖がりな人にとってホラー要素のON/OFF機能も地味に嬉しいですね。
総評・まとめ『人形の傷跡』
まとめると…
- 姉の失踪から始まる謎多きストーリー
- サクッとプレイしやすい
- イラストが万人向け
- ボリュームが少なすぎる
『総評』
「ボリュームは少ないが、先が気になる謎多きストーリーが魅力的な良作アドベンチャーゲーム」
クリアまで3~5時間と短い割にDL専売1,500円と少し値段がお高いかもしれませんが、内容はとても重厚なミステリーアドベンチャーとなっていて1つの映画を楽しんだ気分になりました。
僕のようにセールを狙って購入するのもアリだと思います。
サクサクッとプレイできるので、Switchで手軽に楽しめるアドベンチャーゲームを探しているのなら是非プレイをオススメします!
このレビューを見て少しでも興味をもってもらえたら幸いです。

レビューは以上です!最後まで読んでいただきありがとうございました!
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