ネタバレなし!重力を自在に操れる唯一無二のアクションアドベンチャー『グラビティデイズ』のレビュー記事です。
ここではゲーム内容の他に、面白い&つまらない点、クリア時間(ボリューム)、やりこみ要素、体験版について、PSVita版との違いなどなど…
購入前に気になるであろう点をいろいろと紹介しています!

このゲームはこんな方にオススメです!
- 空を自由に飛びたいな
- 可愛い女の子を操作したい
- 「重力を操る」という言葉に惹かれる
- ジブリ作品のような雰囲気が好き
- サクッと遊べるアクションゲームを探している
このゲームの一番の魅力は「重力を自由自在に操れるアクション」です。
2012年に発売したPSVita版のリマスターとしてパワーアップしたのがPS4版となります。
さっそくプレイした結論から言うと、
とにかく重力アクションが楽しい!他のゲームでは味わえない体験ができる!
ネット上でも高評価の本作ですが、その評価の大半が重力アクションであるように思います。
僕も例に漏れずこの重力アクションにハマりました!
※重力アクションについて詳しくは「面白い・おすすめな点」で詳しく紹介してますのでそちらをご覧ください。
ちなみに僕は最初PSVita版が出たころに一度プレイしたのですが、携帯ゲームでやるにはあまり面白さがわからず早い内に投げた過去があります。
PSPlusに加入したところこのゲームがあったのでPS4版の大画面でプレイしたら爽快感が全然違っててビックリ!
なのでやるなら断然PS4版をおすすめします!

ではさっそくレビュー行ってみましょ~
『グラビティデイズ』ってどんなゲーム?

対応機種:PS4/PSVita
ジャンル:重力アクションアドベンチャー
発売日:2012年2月9日(PSVita版)/2015年12月10日(PS4版)
CERO:C (15歳以上対象)
プレイ人数:1人
体験版:なし
発売元はソニー。
PSVitaで発売されて、その約3年半後にPS4でリマスターされました。
「空に落ちる」のキャッチフレーズ通り、重力を自由自在に操り文字通り空に落ちていく体験が味わえます!
ジャイロセンサーにも対応しており、まさに自分で重力を操っている感覚になります。(※センサーを切ることもできます)
ちなみに現在グラビティデイズ2も発売されており、完全な続編扱いとなっています。これは後述します。
・ストーリーあらすじ(ネタバレなし)
「重力嵐」の脅威にさらされ壊滅の危機に瀕している空中都市「ヘキサヴィル」で記憶喪失の少女キトゥンは目を覚ます。 嵐と共に突如現れた謎の生命体「ネヴィ」と戦い、嵐に「奪われた街」を取り戻すために奔走する。
・ゲームの流れ
オープンワールドな空中都市を自在に飛び回り、好きなタイミングでストーリー、サブクエスト、チャレンジミッションを受けることが可能。(※始める場所に行く必要はあり)
・チャレンジミッションとは? 「制限時間内にできるだけ多くの敵を倒せ!」といったバトル系や「全てのチェックポイントを通過してゴールを目指す」といったレース系などがある。 3段階ある各条件をクリアすることでそれに応じた報酬(ジェム)が手に入る。
ジェムはキトゥンのスキルの能力向上に必要な物で、チャレンジミッションの他にもフィールド上の至るところに浮いています。
スキルは途中でレベル上限がきますが、ストーリーを進めるなどして町の人たちの評判が上がれば解禁される仕様です。
基本的に他を無視してストーリーのみを進めてもクリア可能です。
ジェムも結構たくさん集まるので無理して集める必要はありません。(スキル全MAXにする場合は別)
ストーリーはミッション形式で、各ミッションごとにボスが出てきて、倒すとクリアとなります。
・3D酔いについて
画面が目まぐるしく変わったり景色が上下逆になったりするので、人によっては酔うみたいです。
僕は1人称視点のFPSなどでは酔う質なのですが、不思議とグラビティデイズでは全く酔うことはなかったです。
◎面白い・おすすめな点『グラビティデイズ』
- このゲーム唯一無二である重力アクションが楽しい!
- 主人公のキトゥンがかわいい
- 雰囲気にあったグラフィック
- サクサク進んでテンポが良い
詳しく説明していきますね!
このゲーム唯一無二である重力アクションが楽しい!

地面を走るよりも空を飛んでる時間の方が圧倒的に多いこのゲーム。
重力姫キトゥンのためにあるかのような、オープンワールド的な空中都市を自在に360°自在に飛び回れるのは本当に気持ちいいです。

まるでドラゴンボールの武空術を使っているかのよう!
操作もそれほど難しくなく、簡単操作で空を飛んだり物体や人を浮かせたりスライドして地面を滑走したりできます。
こんなに移動が楽しいゲームは「グランドセフトオート」や「スパイダーマン」以来ですね。
しかもそこら中にスキルのレベル上げに必要なジェムが散りばめられているので、ついつい寄り道して集めたくなってしまいます。
戦闘も重力を駆使して戦います。
敵のネヴィにはコアがあり、ダメージを与えてそれを全て割ることで倒すことができます。
特に相手に向かって突進蹴りを放つ「重力キック」が爽快で、遠ければ遠いほど当たった時のダメージがでかく、コアを「パリンッ」と割る音とエフェクトが気持ちよくて、これがクセになる!

あとはただの格闘と必殺技が3種類、物を浮かせて相手に投げつける「重力グラブ」、地面を滑走してアタックする「重力スライド」が基本的な戦闘方法です。
僕は主に重力キックと必殺技の「グラビティタイフォン」でほとんどの戦闘を乗り切りました。
以下はちょっと残念な点。主に戦闘関連。
最初は新鮮で楽しい戦闘ですが、終盤にいくころには同じことの繰り返しで少し単調に思えるかもしれません。
あと上に挙げた必殺技の「グラビティタイフォン」ですが、これが強すぎる。
ホーミング機能搭載でしかも結構攻撃力あるのでボスもこれだけあれば余裕です。
戦闘に時間制限はなく、使用後しばらくしたらまた使えるようになるので逃げ回ってこれ撃っとけば楽勝という。
雑魚一掃には便利だし、俺つえーしたい人には逆にオススメ!
主人公のキトゥンがかわいい

褐色キャラって自分はあまり興味ないのですが、キトゥンは逆にこれがいい!
見た目もかわいいのですが、性格もちょっと抜けててかわいらしいです。
さらにサブクエストをクリアするごとに「メイド服」やキャッツアイのような「スパイ服」といったアナザー衣装が貰え、自由に着替えることが可能!(※Vita版では有料DLC)
僕はポニテ好きなのでメイド服で飛び回ってました。笑

雰囲気にあったグラフィック

もとはVitaのゲームなので決して超美麗!というわけではないですが、何だかジブリアニメのような世界を冒険している感じになります。
特にストーリーでは漫画のようにコマ割り形式で進むので、わかりやすい他キトゥンの様々な表情が見れて良かったです。

マップも歓楽街や工業地帯といったいくつかのエリアに分かれており、それぞれの雰囲気が再現されているので「どこへ行っても景色が同じ」といったオープンワールドにありがちなことも特に感じませんでした。
サクサク進んでテンポが良い
ストーリーはコマ割りでどんどん進み、ちょっとムービー見たらボス戦、倒して次へ~という感じなのでサクサク進みます。
クリア時間も10~15時間ほどなので忙しい社会人にもおすすめ。
戦闘難易度も特に高くないので行き詰るということもないと思います。
×つまらない・気になる点『ブレイブリーデフォルト2』
- 続編ありきのストーリー
- 重力能力が使えない時のアクション要素
- 一部の不快キャラ
詳しく説明していきますね!
続編ありきのストーリー
このゲーム結構序盤から謎が多くて気になるストーリーなのですが、ほぼ全て投げっぱなしで終わります。
びっくりしましたよ。何ひとつ明らかにならずにスタッフロールが流れた時は。
クリア後のイベントで明かされるのかな?とネットで調べたら、どうやら続編ありきだったようで…。
ちなみに「グラビティデイズ2」は2017年に発売されているので、このゲームのストーリーを楽しみたい方は1と2セットでプレイすることが大前提となります。
ちなみにPSPlusならどちらも入ってます。
普通こんな伏線ぶん投げストーリーだったら低評価の嵐になるのでしょうが、アクション部分がよくできているため2発売前の当時(Vita版)でも評判が良かった記憶があります。
重力アクションにまた触れたくなったら2もプレイしてみようと思います。その時はまたレビューします!
重力能力が使えない時のアクション要素
ストーリー上、何度か重力アクションを使えない場面があるのですが、全然面白くないです。
こっちは重力アクションを使って楽しみたいのに、それを封じられるとただただストレスに。
キトゥンは重力が使えないと足も遅いしジャンプくらいしかアクション要素がないので不便さしか伝わってこず、何も楽しくないです。
この不便さをあえてプレイヤーに感じさせたかったのかもしれませんが、面白さにはつながってないので不要だと思いました。
一部の不快キャラ
魅力あるキャラも多く登場する本作ですが、一部不快すぎるキャラが存在します。
しかもストーリー初っ端から登場するので、こいつらのせいでゲームを辞めようかと思ってしまう人が出てくるかもしれません。
さらにサブクエストでもその不快さは変わらず…、何度重力グラブで嵐の中に放り込んでやりたいと思ったか。
キトゥンが良い子すぎてあまり言い返さないのも何かモヤモヤしました。
やりこみ要素はどんな感じ?『グラビティデイズ』
ザッと挙げるとこんな感じ↓です。
- キトゥンの能力強化
- サブクエスト制覇
- チャレンジミッション制覇
- 時空の旅人集めコンプ
- 希少種ネヴィ撃破
「時空の旅人」とは各地に点在している夫婦を探すことでちょっとしたストーリーが見れるもの。全部集めても特にアイテムなどは手に入りません。
やりこみに興味ない人はサブクエストをやるくらいでいいと思います。結構面白いので。
クリア時間はどれくらい?『グラビティデイズ』
ストーリーを追うだけなら10時間もあれば終わるでしょう。
やりこみなど含めれば20時間くらいでしょうか。
ちなみに僕はやりこみはサブクエストをやる程度で12時間ほどでクリアしました。
アクションは楽しいですが、長すぎるとさすがに飽きるのでこれくらいが丁度良いと思いました!
体験版はある?引き継ぎは?『グラビティデイズ』
どうやら体験版は現在配信されていないようです。
そのかわりに「グラビティデイズ2」は体験版があるので、重力アクションがどんなものかだけでも2で体験してみてもいいかもしれません。
PSVita版とはの違いは?『グラビティデイズ』
PS4版ではこれだけパワーアップしています↓
- フレームレートが30fps→60fpsに上がりヌルヌル動く
- グラフィック向上
- 有料DLCが最初から収録されている
- ギャラリーモードの追加
もしPS4を持っているのなら、圧倒的にPS4版をおすすめします。
ちなみに続編の「グラビティデイズ2」はPS4でしか発売していません。
PSPlusに入っていれば両方ともプレイ可能なのも◎。
『グラビティデイズ』総評・まとめ
まとめると…
◎良い点
- このゲーム特有の重力アクションが楽しい
- 主人公キトゥンがかわいい
- ジブリの世界観のような雰囲気とグラフィック
- サクサク進んでテンポ良し
×微妙な点
- ストーリーの続きは2をプレイする必要あり
- 重力能力が使えない時のアクション面白くない
- 一部のキャラが不快すぎる
『総評』
「とにかく重力を使ったアクションが楽しいゲーム!ストーリーを求めるなら2もプレイ推奨」
サクッとプレイできて簡単操作で重力アクションができる爽快感が魅力。
ストーリーは完全に続編ありきの投げっぱなので、1と2をセットでやるのが前提なのは少し残念。
人によっては3D酔いの心配はありますが、それさえなければ万人にオススメできるタイトルだと思います。
是非「空に落ちる」体験を味わってみてください!

レビューは以上です!最後まで読んでいただきありがとうございました!
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