ネタバレなし!ドット絵RPG『オクトパストラベラー』のレビュー記事です。
ここではゲーム内容の他に、面白い&つまらない点、クリア時間(ボリューム)、続編の大陸の覇者(スマホゲーム)、体験版の詳細などなど…
購入前に気になるであろう点をいろいろと紹介しています!

このゲームはこんな方にオススメです!
- 昔懐かしいJRPGがやりたい
- 王道ストーリーが好き
- ドット絵に惹かれる
- バトルが楽しいものを探している
- BGMを重視する
- 魅力的なキャラで旅したい
僕が今までプレイしたゲームの中では、同じスクエニ産の「ファイナルファンタジー6」「ドラゴンクエスト4」「ライブアライブ」「ブレイブリーデフォルト」といったゲームに雰囲気が近いと思いました。
結論から言うと、
RPG好きな人には是非プレイして欲しいゲームです!
ちなみに僕はswitch版をプレイしました。

ではさっそくレビュー行ってみましょ~
※オクトパストラベラー2のレビューはこちら!
『オクトパストラベラー』ってどんなゲーム?ストーリー・概要を解説!

開発元は「アクワイア」、発売元は「スクウェア・エニックス」。
対応機種:switch/XboxOne/steam
ジャンル:RPG
発売日:2018年7月13日
価格:7,480円(税込)
CERO:C (15歳以上対象)
プレイ人数:1人
体験版:あり
スクエニのドット絵+3DCGを融合させた「HD-2D」技術が初めて使われた作品。
「オクトパストラベラー」というタイトルのオクトパスは「タコだから8」という意味ではなく、8人の主人公が特徴のゲームなので、8つの物語というのをタイトルとして表現するため「オクト・パス」=8つの道…という意味だそうです。

主人公は全部で8人おり、そのキャラ固有のストーリーが用意されています。
舞台は「オルステラ」という大陸。8人は全く違う場所で全く違う人生を送っています。
どのキャラから始めてもOK!キャラごとに4章まであるので、交互に進めても良し、いっきに進めても良しと自由度は高め。
各ストーリーも盗賊や商人の娘、学者先生や元王国騎士とそのキャラに見合った全く違う物語が展開されていきます。
僕は盗賊テリオンから始めました!なんか一番主人公顔だったので。笑

どのストーリーも個性があって面白かったです!
主なゲームシステムは大きく分けるとこんな感じ。
- ブーストとブレイクを駆使した戦略的バトル
- 各キャラごとに異なるフィールドコマンド
- 全12種のジョブシステム
これらについては下記の「面白い点」で詳しく説明しています!
◎面白い・おすすめな点『オクトパストラベラー』
- 8人分のストーリーがどれも個性的で面白い!
- バトルシステムが秀逸!戦略性もあってハマる!
- キャラごとに違うフィールドコマンドが楽しい!
- 美麗グラフィックでプレイしやすい!
- BGMが良曲揃い!
詳しく説明していきますね!
8人分のストーリーがどれも個性的で面白い!

ネタバレなし簡易版ストーリー紹介↓
剣士『オルベリク』・・・元王国騎士。昔親友の裏切りにあい祖国も滅亡。静かに暮らしていた村でのある出来事がきっかけで親友の裏切りの真意と己の剣の意味を見出すため旅に出る。
学者『サイラス』・・・アトラスダム王立学院に仕える学者。ある事件をきっかけに「辺獄の書」という本に興味を抱き、調査のため旅に出る。
商人『トレサ』・・・自分のやりたいことを探している少女。ある事件をきっかけにまだ見ぬ世界に興味を持ち旅に出る。
神官『オフィーリア』・・・聖火教会に仕える神官。ある出来事がきっかけで、20年に一度行われる「式年奉火」を行う予定だった親友の代わりに巡礼の旅に出る。
踊子『プリムロゼ』・・・酒場で踊子として働く元お嬢様。10年前暗殺された父の仇を探している。ある出来事をきっかけに、仇を探す復讐の旅に出る。
薬師『アーフェン』・・・大陸中の人々の命を救うことを志している薬師。村のために旅を躊躇していたが、ある事件をきっかけに人々を救うための旅に出る。
盗賊『テリオン』・・・神出鬼没で孤独な盗賊。ある屋敷に潜入したことがきっかけで秘宝を探すハメになり旅に出る。
狩人『ハンイット』・・・狩人の達人に育てられた孤児。1年前からその師匠が行方不明だったが、ある事件をきっかけに師匠を探す旅に出る。
めちゃめちゃはしょりましたが、だいたいある事件をきっかけに旅に出る感じです。笑
そして全く関係性のなかった8人にいったいどんな運命が…てな感じです。
この旅に出てから起こる様々な出会いや物語が、昔懐かしきJRPGを彷彿とさせてまた良いんですよ。
余談 : キャラの頭文字をとって並べるとなんと「OCTOPATH」になります!
各ストーリーは選んだ主人公が固定メンバーとなり、ストーリーをクリアしたキャラは仲間として自由に編成できるという仕組みになってます。
パーティチャットで仲間同士の会話なども楽しめ、サブクエストも豊富!
ちなみに僕が特に面白いと思ったストーリーはオルベリク、サイラス、テリオンでした。

こういったオムニバス形式はドラクエ4やライブアライブといった名作を思い出させますね
バトルシステムが秀逸!戦略性もあってハマる!

最大4人パーティ、昔ながらのターン制コマンドバトル!
このゲームで一番楽しいのがこのバトルでした!
・バトルシステム(ブーストとブレイクについて)
- ブースト・・・BP(ブーストポイント)を消費することで攻撃回数が増えたりスキルの効果が上がる。毎ターン1づつ回復する。
- ブレイク・・・敵には「シールドポイント」が設定されており、弱点を突くことで削ることが可能。ポイントを0にすることでブレイクし、敵は1ターン行動不能になる上、大きくダメージが入るようになる。
敵の弱点を突いてシールドポイントを削り、ブレイクしたら貯め込んでおいたBPをフルブーストしてぶっ放す!
これが基本戦術でありながら爽快なんですよ!

このブレイクまでにどう立ち回るかが大事で、BPを極限まで貯めるのか、バフデバフに充てるのか、回復のタイミングや総攻撃の計画など、戦略性が高くて本当に楽しいのです。
ちなみに難易度は変更不可な上にそこそこ難しめです。
弱点ゲーなので、それに見合った弱点を突けるキャラやジョブを揃えれば割と簡単に勝てたりするので初心者やライトゲーマーの方でも全然クリア可能です!

シールドポイントを残り1に調節し、次のターンで全てをブチ込む爽快感がたまらない!
・ジョブシステムについて


最初はキャラごとに決められた職業(ベースジョブ)がありますが、途中から全部で12種類あるバトルジョブに変更が可能。
- バトルではベースジョブとバトルジョブ2種のアビリティが使用可能
- アビリティはバトル勝利後に入手できるJP(ジョブポイント)を消費して覚えさせることができる
- 装備させることでジョブを変更しても効果を発揮するサポートアビリティが便利
- 各ジョブの全てのアビリティを覚えると「奥義」も習得可能
- 各地に散らばる祠の祭壇を調べること各ジョブを入手できる
FF5やタクティクス系のゲームが好きな人にはハマる要素だと思います!
全てを入手しなくてもクリア可能ですが、是非やり込みの1つとして全入手を目指してみてください!

キャラの見た目も変わって様々なバリエーションでバトルを彩ってくれます
キャラごとに違うフィールドコマンドが楽しい!

主人公8人はNPCに対して様々なアクションを行える「フィールドコマンド」というものを固有に持っています。
更に、条件を満たせば必ず成功する「正道」、条件無視できるが失敗すると関係性が悪化する「邪道」とに分かれています。
(例)
- NPCからアイテムを入手できる・・・トレサの「買取る」(正道) テリオンの「盗む」(邪道)
- NPCとタイマンする・・・オルベリクの「試合」(正道)、ハンイットの「けしかける」(邪道)
ほぼ全てのNPCには細かいキャラ設定がされており、バトルを挑んだりアイテムを盗んだり情報を聞き出したり仲間にしたりと、攻略に役立つ様々なアクションができるようになっています。
他のRPGにはない独自の要素なので、これが新鮮で面白い!
やり方によっては序盤から超強力な武器をゲットできたり、ムカつく村人をボコッたりといった楽しみ方もできます。笑
8人分試そうとすると膨大な時間がかかるのが難点ですが…。

僕は悪人プレイ大好き人間なので邪道コマンドばかりしてました
美麗グラフィックでプレイしやすい!


「HD-2D」はマジで画期的発明だと思います!
もともとドット絵ゲーも好きなので、これによってドラクエ3やライブアライブのように昔のゲームが美麗に生まれ変わってくれるのは嬉しいことです。
そしてそのHD-2Dの最初のゲームがこのオクトパストラベラーなのですが、ドット絵の良いところを残しつつ、3Dを上手く融合させて表現されたフィールドなどは見てて飽きないです。
余談ですが、ボスキャラは迫力満点なドでかグラフィックはSFCの超名作エストポリス伝記2を思い出しました。
BGMが良曲揃い!
マジで良曲、神曲ぞろいです。
バトルBGMはボス戦はもちろん何度も聴くことになる雑魚戦も秀逸!特に闘技場バトルはめちゃくちゃテンション上がります。
オクトパストラベラーが評価される際に必ずBGMも高評価されるほどなので、是非YouTubeなどに挙がっている動画で聴いてみて欲しいですね。
×つまらない・気になる点『オクトパストラベラー』
正直あまりないのですが…
- ストーリー序盤でダレることも
- レベル上げが面倒くさいかも?
詳しく説明していきますね!
ストーリー序盤でダレることも
8人分のストーリーがある設定上、8回分「序盤」をプレイしないといけません。
序盤というのは導入部分なので、どうしても退屈な場面もあります。特にキャラによってそれは顕著です。
ストーリーがめちゃくちゃ面白くても最初は低空飛行なゲームっていくらでもありますよね。
他のルートで盛り上がったテンションで別キャラを初プレイ、となると一気にテンション下がるなんてことも…。

このゲームにハマれたなら全キャラクリアは絶対後悔しないと思います!
レベル上げが面倒くさいかも?
主人公が8キャラと言うことは、全員分しっかり育てる必要があるということです。
途中でレベル上げしなくてもクリアはできる難易度になっていますが、終盤では全員使用しなければいけない場面があるのでしっかり育てておきましょう。
「キャットリン」というドラクエで言うメタル系のような経験値をたっぷりを貰える敵も存在するので活用をおすすめします。
クリア時間はどれくらい?『オクトパストラベラー』
開発者によると、「寄り道なしで50~60時間ほど」だそうです。
ちなみに僕はそこそこのやり込みで約67時間でした。結構ボリュームあります!
サブクエストや隠しダンジョン、裏ボスや最強装備集めとやり込み要素も豊富なので、全部やれば余裕で100時間は超えるでしょう。
体験版はどんな感じ?引継ぎはあるの?『オクトパストラベラー』

体験版は主人公8人分の1章まで(約3時間づつ)をそれぞれプレイ可能です。
ストーリの先が気になるキャラがいたり、戦闘が面白いと感じたなら買いでしょう。
データもそのまま全て引き継げるので安心を。
スマホゲーム『オクトパストラベラー大陸の覇者』について

「大陸の覇者」はスマホゲームながら今作の正統な続編にあたります。
舞台は今作から3年前のオルステラ大陸。固定の主人公は存在せず、「選ばれし者」として所持しているキャラ全員が主人公となります。
こちらも今作のようにストーリー重視のゲームとなっており、バトルは8人制です。
キャラは主にガチャでゲットするタイプで、一部配布キャラも存在します。
今作をプレイしていない人でも問題なく楽しめますし、プレイしているとより一層楽しめる作りになっています。
ただ、スマホゲームあるあるのインフレや糞コンテンツ、ストーリー設定破綻なども見受けられるのは残念なところ。
それでも基本無料で無課金でもストーリークリアは可能なバランスになっているので、興味ある方は是非プレイしてみてください!

3年前の脇役含むあのキャラたちをバトルパーティに加えられるのはやっぱり楽しいです
総評・まとめ『オクトパストラベラー』
◎良い点
- 8人分のストーリーが面白い
- バトルが戦略的で秀逸
- フィールドコマンドが楽しい
- HD-2D綺麗
- BGM最高
×微妙な点
- ストーリー序盤がダレやすい
- レベル上げ面倒
『総評』
「RPG好きなら絶対おすすめ!特にバトル好きならやって損なし!」
しょっちゅうセールをやってたり、体験版もあるので気になる方は是非プレイしてみてください!
ドット絵ゲーに興味ないって人もこれを機にHD-2Dの魅力に触れてもらえると嬉しいです。
switch版なら寝っ転がってプレイできるのも良いですよね。
正当進化したオクトパストラベラー2もめちゃくちゃ面白いのでオススメです!

レビューは以上です!最後まで読んでいただきありがとうございました!
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