ネタバレなし!ファイナルファンタジー7(以下FF7)の外伝ストーリー『クライシスコアFF7 リユニオン』リマスター版のレビュー記事です。
ここではゲーム内容の他に、クリア時間(ボリューム)、面白い&つまらない点についてなど…
購入前に気になるであろう点をいろいろと紹介しています!
※オリジナル版FF7本編をプレイしている前提の内容になるので、オリジナル版のネタバレが含まれるのはご了承ください。

このゲームはこんな方にオススメです!
- FF7(オリジナル版)をクリアしていて外伝ものに興味がある
- ザックスやセフィロスが好き
- 爽快感のあるアクションRPGを探している
- 作業ゲーが好きだ
2007年にPSPで発売されたものをリマスターし、いろいろとパワーアップしたのが今作。
さっそくプレイした感想を言うと、
ストーリーが良く戦闘も爽快!FF7が好きなら是非プレイすべき良作リマスター!
グラフィック重視でプレイしたかったのでPS4版をやりました。
当時PSP版をプレイしましたが、元々の良さはそのままにとても良いリマスターに仕上がっていると思います。
PSP版はあまりハマれず2回途中で投げた僕ですが、今回のリマスター版は最後まで楽しくプレイできました!
ただし本作はFF7の過去編ということで、重大なネタバレを含む内容となっています。
オリジナル版をクリア済みならば最大限に楽しめますが、リメイク版(1作目)しかプレイしたことない方にはオススメしません。

ではさっそく紹介&レビュー行ってみましょ~
『クライシスコアFF7 リユニオン』ってどんなゲーム?

対応機種:PS5/PS4/Switch/Xboxシリーズ/steam
ジャンル:アクションRPG
CERO:C (15歳以上対象)
プレイ人数:1
体験版:なし
・紹介動画はこちら
開発・販売元はスクウェア・エニックス。
2007年にPSPで発売され、様々な追加要素がプラスされてリマスターとしてパワーアップ。
ストーリーはFF7に少しだけ登場するザックスが主人公で、本編より数年前の話を掘り下げたものになります。
FF7リメイク一作目ではほとんど触れられない部分がメインストーリーなので、オリジナル版をプレイしていないと重大なネタバレを喰らうので注意が必要です。
戦闘システムはスロット要素を取り入れた運要素が絡むアクションRPG。(詳しくは後述)
リマスター版での追加要素について
主な追加要素はこちら↓
- HDグラフィックに一新
- フルボイス化
- BGMのアレンジ
- 戦闘システムの大幅改良
- 新要素「スキルパワーゲージ」「構え」「強撃」が追加
- 戦闘後にリザルトボーナスが入るように
- 難易度ハードが追加
- ゲームオーバー時すぐにやり直し可能に
この他にもフィールドダッシュが可能、メニュー画面をFF7リメイク寄りに、カメラ操作ができるようになったなど細かな点も結構変更されて快適になっています。
難易度について
難易度設定は「ノーマル・ハード」の2種類から選べます。
難易度はオプションでいつでも変更可能で、難易度による違いは敵の強さのみです。
ハードでは敵の最大HP、攻撃力が上がり、与えられるダメージも低下するので歯応えのある戦闘を楽しめます。
僕はノーマルでクリアしましたが、ストーリーは一部ボス以外はそれほど苦戦することはありませんでした。
クリア時間はどれくらい?『クライシスコアFF7 リユニオン』
ストーリーメインならだいたい15時間ほどあればクリアできます。
僕もミッションはほどほどに、クリアまででちょうど15時間でした。
ただサブミッションが膨大にあり、やり込もうと思えばその2倍、3倍は楽しめるでしょう。
ストーリーだけなら10時間もあればクリアできると思います。
◎面白い・おすすめな点『クライシスコアFF7 リユニオン』
- FF7本編では語られなかったストーリーが体験できる
- 簡単操作で爽快なアクション戦闘が楽しい
- HD化されたグラフィックが綺麗
詳しく説明しますね。
FF7本編では語られなかったストーリーが体験できる

・あらすじはこちら
『ファイナルファンタジーVII』の物語からさかのぼること7年。
(引用元はこちら)
魔晄都市「ミッドガル」にある強力な軍事力と影響力を持つ「神羅カンパニー」。
神羅には強力な戦闘能力を持つ兵士の組織「ソルジャー」があり、そこにはソルジャー・クラス2ndのザックスが所属していた。
ザックスは先輩のソルジャー・クラス1stのアンジール、英雄としてその名を世界にとどろかせていたセフィロスと共に「ソルジャー大量失踪事件」を調査することになる。
※本作ネタバレなしの感想です。
本作の一番の見所はやっぱりこのストーリー部分だと思います。
本編では詳しく語られなかったザックスの過去と、あの事件へ発展した経緯や裏側などが本作をプレイすることで知ることができます。
明るくポジティブなザックスが主人公なのも、基本ネガティブなクラウドと相対していて良いですね。
新キャラのアンジール、ジェネシスが関わる大きな事件を追う内に本編物語の核心部分に触れていく流れはワクワクしました。
当時から特に高い評価を受けているのが本作のクライマックス部分。
結末はわかっていても、魅せ方や映像が素晴らしくとても感動的でした。

はやく本編リメイク版でこのストーリーの続きをやりたい!
人間的でまともなことを言う綺麗なセフィロスが見れるのも貴重。笑
ザックス、セフィロスファンなら是非プレイして欲しい作品です。
あとBGMは言うまでもなく最高です。
アレンジされていますが、オリジナル版の懐かしい曲がたくさん聴けてテンション上がりました。
簡単操作で爽快なアクション戦闘が楽しい

PSPの時よりだいぶ改良されており、爽快感が増しています。
素早くテンポよく動けるようになり、各ボタンに設定したマテリアで魔法やアビリティ技が簡単に繰り出せます。
エフェクトとコントローラーの振動も相まって、攻撃してる時の斬ってる感がすごく感じられてめちゃくちゃ爽快でした。
リミット技も自分のタイミングで発動できるようになってたのも良かったです。
以下は主な戦闘システムの説明と感想。
・「D・M・W(デジタルマインドウェーブ)」システムについて

戦闘中は上画像の左上にあるリールが常に周り、スロットのように絵柄や数字が揃うことで「一時的にMP消費0」といった恩恵やリミット技が使用可能になるなど様々な有利な効果が得られます。
ぶっちゃけ運要素が絡むので賛否両論なシステムだと思いますが、これはこれで単調にならず常に何かしらのアクションが発生するので僕は好きです。
・新要素「スキルパワーゲージ」システムについて

ボス戦で敵が強力な攻撃を行う前にゲージが出現し、発動までに削った分だけ威力を落とせるシステム。削り切れば発動自体防げます。
ないよりはあった方が単調にならないかな、という感じでした。
・新要素「構え・強撃」について

バスターソードを入手すると使えるようになる「構え」と「強撃」。
APを消費して構え状態になることで攻撃力が高い強撃を繰り出すことができる新要素なのですが、僕はほとんど使うことはなかったです。
ストーリークリア程度なら特に使うメリットは感じられませんでした。
HD化されたグラフィックが綺麗

もはやリメイクと言ってもいいほど綺麗にリマスターされています。(PS4版プレイの感想)
キャラもリアルなだけでなく表情豊かになり、背景もさすがFFといった感じ。
↓のPSP版との比較画像を見ると明らかですね。

逆にムービーシーンは細かく手を入れられないせいか、ほぼ当時のままなので少し映像がボケていてギャップがあるかもしれません。
さすがにFF7リメイクほどのクオリティとはいきませんが、本当に綺麗だと思いました。
×つまらない・気になる点『クライシスコアFF7 リユニオン』
- サブミッションや一部イベントは作業感が強い
- ちょいちょい挟むミニゲームがつまらない
- 新キャラのアンジールとジェネシスに全く感情移入できない
詳しく説明しますね。
サブミッションや一部イベントは作業感が強い

まずサブミッションですが、膨大な数があります。
人によってはこちらがメインと言っても良いくらいかもしれません。
ミッション内容はいろんな種類があり豊富なのですが、何種類かあるそれほど広くないマップを宝箱探して奥の中ボスを倒すってパターンがほとんどで飽きます。
最初の内はストーリーの合間合間に息抜き程度でやってて楽しかったのですが、中盤あたりに来ると飽きて完全放置状態でした。
一応ボスとの再戦や強敵とのバトルなんかもありますが、とにかくクリアして埋めなきゃという作業感の方が強く、こういうのやり込みが好きでないと続けられないと思いました。
一応クリア報酬が結構良い物があたったり、クリア率によっても報酬が出るのでそれがモチベーションになるかなと。
1つ失敗だったなーと思ったのがSwitch版でプレイしなかったこと。こういうのは携帯ゲーで寝っ転がってチマチマやるのが向いてるなと思いました。
次にストーリーの途中で入るおつかいイベント。
主にエアリス関連なのですが…、めちゃくちゃどうでも良い内容のためにあっち行ったりこっち行ったりとおつかいさせられて全く面白くなかったです。
エアリスは好きなんですけどね。
さっさと終わんねーかなーと思いながらプレイしてました。
ちょいちょい挟むミニゲームがつまらない
自発的にやるミニゲームは別にやりたくなきゃやらないで良いのですが、ストーリーで強制的に入るミニゲームがどれもつまらないです。
一応クリア条件によって良いアイテムが貰えたりしますが、そんなんいらないから飛ばしたかった…。
突然射撃させられるのも全く意味がわかりませんでした。
新キャラのアンジールとジェネシスに全く感情移入できない

2人とも別に嫌いなわけではないです。
ただあまりに心情や関係性が描写不足に感じ、唐突に感じる場面がいくつか見られて少しついて行けませんでした。
アンジールは神出鬼没で何がしたいのかいまいちよくわからないし、ジェネシスは終始中二病ポエマーで何言ってるかわからないです。笑
正直ザックスとクラウド、セフィロスに関する本編関係のストーリーの方が興味もあり面白かったです。
逆に同じ新キャラのシスネ(一応ビフォアクライシスの主人公の1人らしいけど)、カンセルは良いキャラだなと思いました。
シスネはエアリス同様ヒロイン枠で好感持てるし、同僚のカンセルは良いやつすぎてザックスが羨ましいくらい。

総評・まとめ『クライシスコアFF7 リユニオン』
まとめると…
- FF7本編では語られなかったストーリーが体験できる
- 簡単操作で爽快なアクション戦闘が楽しい
- HD化されたグラフィックが綺麗
- サブミッションや一部イベントは作業感が強い
- ちょいちょい挟むミニゲームがつまらない
- 新キャラのアンジールとジェネシスに全く感情移入できない
『総評』
「ストーリー&戦闘が面白い!ただサブミッションが楽しめるかどうかで大きく評価が分かれそう」
FF7が好きなら是非プレイして欲しい作品。
ストーリーは説明不足な点などもありますが、やはり本編に絡んでくるストーリーは面白くワクワクしました。
懐かしいキャラもたくさん出てきますしね。
やり込み要素となるサブミッションは作業感が強く僕は途中でやめてしまいましたが、ザックスの育成などガッツリやる人や作業が好きな人は沼る要素だと思います。
戦闘システムもライト向けで、それほどアクション得意でない人でも簡単操作で爽快プレイができるのでオススメです。
いろいろ追加要素が多く、スクエニにありがちな余計な要素でブチ壊しといったことはなく、良リマスターでした。
早くリメイク版の第二作もプレイしたいですね。

レビューは以上です!最後まで読んでいただきありがとうございました!
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