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【評価】『ロボティクスノーツ エリート』の感想・レビュー!ロボットを題材としたスポ根王道アドベンチャー!

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ネタバレなし!科学アドベンチャーシリーズ『ロボティクスノーツ エリート』のレビュー記事です。

ここではゲーム内容の他に、クリア時間(ボリューム)、面白い&つまらない点、続編についてなど…

購入前に気になるであろう点をいろいろと紹介しています!

このゲームはこんな方にオススメです!

  • 科学アドベンチャーシリーズが好き
  • ロボットに興味がある
  • 部活を題材にした青春ストーリーがやりたい
  • 濃いキャラが好き

「シュタインズゲート」や「カオスヘッドノア」といった科学アドベンチャーシリーズの第3弾

現在アニメ化もされています。自分は観てないのでこれについてはわかりませんが。

もともとPS3、Xbox360で発売されたものに追加要素を足してパワーアップさせた「エリート」をプレイした感想です。

さっそくプレイした結論から言うと、

アドベンチャーゲームとしては良作!シリーズものとして見ると少し物足りない

シリーズ前作と同じ世界での話なので、知っていると「おっ」と思う点が結構あります。(もちろん前作など全く知らなくてもこれ単体で楽しめます)

今作は王道よりの青春ものがメインとなっており、シリーズ通しての非現実的な展開という点ではだいぶ薄いので、そういった点を期待すると肩透かしを喰らうでしょう。

と言ってもアドベンチャーゲームとしては十分面白い部類だと思います!

ではさっそくレビュー行ってみましょ~

 

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『ロボティクスノーツ エリート』ってどんなゲーム?

(出典「ロボティクスノーツ エリート」Amazon)

対応機種:PS4(DLのみ)/Switch(DLのみ)/PSVita/steam
ジャンル:
拡張科学アドベンチャー
CERO:
C (15歳以上対象)
プレイ人数:
1人
体験版:
なし

販売・開発元は「5pb.」。

シュタインズゲート」や「カオスチャイルド」といった名作を生みだした会社ですね。

これらは科学シリーズと呼ばれていて、作品単体は独立していますが世界観や設定は共通しています

本作はシュタインズゲートの真エンドから9年後の世界を舞台にしたストーリーになっていて、一部シュタゲのキャラが登場したりします。(知らなくても問題ないです)

詳しいストーリー内容については後述します。

 

ゲームシステムとしては、基本的にただストーリーを読んでいき、途中で「ツイぽ」というTwitterのようなものでキャラがつぶやいたものに、どう返信するかでストーリー分岐します。

ヒロインごとのマルチエンディングと、真エンドって感じですね。

 

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クリア時間はどれくらい?『ロボティクスノーツ エリート』

だいたい普通に進めて30~35時間といったところでしょうか。

僕は特にやり込まず真エンドクリアで34時間ほどでした。

次項から「面白い点・つまらない点」を紹介します!

 

◎面白い・おすすめな点『ロボティクスノーツ エリート』

  • ロボットをメインに据えた青春ストーリーと裏で蠢く陰謀ストーリー
  • キャラや背景のグラフィックが綺麗
  • キャラが魅力的(賛否あり)

 

ロボットをメインに据えた青春ストーリーと裏で蠢く陰謀ストーリー

(出典「ロボティクスノーツ」公式サイト)

※ネタバレなしの感想です。

↓あらすじがこちら

世界を救うのはヒーローじゃない——オタクだ。

2019年。世界線変動率「1.048596」

フォンドロイド——通称『ポケコン』の普及により、
拡張現実が身近な存在となった近未来の種子島。
そんな島にある中央種子島高校『ロボット研究部』は廃部の危機に直面していた。

2名しかいない部員の1人で主人公の“八汐海翔”は、
こんな状況でも「ロボ部」に興味を示さず、ひたすらロボット格闘ゲームに夢中。
そんな海翔を尻目に、猪突猛進のダメ部長“瀬乃宮あき穂”は
「巨大ロボット完成」を目標に、目下の危機である廃部を避けるべく奮闘していた。

そんなある日、海翔はひょんなことから『君島レポート』なるA.R.アノテーションを発見する。
そこには君島コウという人物が書いた、世界を巻き込む陰謀の告発が記されていた。

(引用元「ロボティクスノーツ」公式サイト)

弱小ロボット研究部に所属する主人公たちが、なんだかんだありながら部員を増やしつつ目標に向かって奮闘する王道青春ストーリー。

主人公の海翔はそれとは別に「君島レポート」を巡った陰謀溢れる謎に錯綜していきます。

最初の方はぶっちゃけ結構退屈です。

が、君島レポートが関わってくるあたりからいっきに先の展開が気になりだします

もちろん部活関係の話も面白くなっていくのですが、ミステリー好きな僕としてはやはりこういった陰謀とかといったものに興味が惹かれました。

正直ロボットにも青春ストーリーといったものも特に興味ない方なのですが、キャラが良く結構熱い展開もあったのでそちらの方も思ったよりも楽しめました。

恋愛要素はあるけどだいぶ薄めで、シリーズ恒例の特殊能力だとか時間移動だとかいうブッ飛んだ設定はありません

これをマイナスと取る人もいるでしょうが、こういう作品もこれはこれでアリだと思います。

全体的に良いストーリーだったな、と思いますが、いろいろ気になる点もあるのでそちらは「つまらない点」の方で後述します。

キャラや背景のグラフィックが綺麗

(出典「ロボティクスノーツ」公式サイト)

種子島が舞台の今作ですが、良い感じに雰囲気感じられます。

キャラも背景も3Dグラフィックとなっており、特にキャラはイラストをうまいこと3Dに落とし込んでおり違和感なく綺麗です。

よく動き表情もコロコロ変わるので好感が持ちやすかったです

大逆転裁判などもこういった3Dグラフィックでアニメのようなキャラで作られていますが、立ち絵のイラストでたんたんと進むのとはまた違って味が合って良いですよね。

キャラが魅力的(賛否あり)

(出典「ロボティクスノーツ」公式サイト)

男女差別するわけではないですが、メインの男キャラと比べて女の子たちはみんな魅力的なゲームでした

特にもう一人の主人公であるあき穂とネラーでオタクのフラウ、シュタゲの頃からめちゃくちゃ良い女に成長した綯がお気に入りです。

あき穂は元気いっぱいでアホだけど憎めない感じ、フラウは古いネット用語を多用するクッソ痛い天才美少女というギャップ、綯はミステリアスな頼れるお姉さんてな感じで好感持てました。

逆に男性陣は基本冷めてます

主人公の海翔はキルバラというゲームに夢中で「ロボ研がどうなろうと知ったこっちゃない」を貫き通してるし、昴はクソ生意気な後輩という印象。

嫌いとまではいかないですが、特に好印象なところもなくまさに賛否両論ありそうなキャラたちだなと思いました。

シュタゲのオカリンが魅力的すぎた…

 

×つまらない・気になる点『ロボティクスノーツ エリート』

  • 盛り上がるまで退屈、ラストの尻すぼみ感が残念なストーリー
  • 分岐が攻略サイトありき

 

盛り上がるまで退屈、ラストの尻すぼみ感が残念なストーリー

(出典「ロボティクスノーツ」公式サイト)

先でもチラッと書きましたが、日常が淡々と続く序盤が結構退屈です

ロボ研関係では部員が揃ってきて、君島レポート関連では海翔が本腰を入れ始めてくる中盤からやっと面白くなってきます。

そこからは先が気になってどんどん読み進めるのですが、ラスト(真エンド)の展開は正直ガッカリと言うか「え、ここまで引っ張ってきてオチがこれ?」といった感じでした。

特にシリーズで必ずあるどんでん返しや衝撃的展開といったものもほとんどないので、そこらへんは期待外れでした。

分岐が攻略サイトありき

ヒロインごとにマルチエンディングが用意されていて真エンドもあるのですが、このルート分岐が「ツイぽ」というTwitterのようなアプリと関連してきます。これが最悪のシステムに。

イベントが進めばリアルタイムでつぶやいてくれる「ツイぽ」。

見てる分には楽しくて良いシステムだとは思いますが、特定のヒロインエンドのためには複数ある返信内容から正解を選んでいかなければなりません。

しかも日が変わると前日のつぶやきは消去されるため、実質時間制限ありとなっています。

更に本作は章分けされているのですが、6~8章が個別のルートとなっており、9章からが真エンドルートとという作り。

しかもちゃんと時系列で6→7→8章と進むため、実質ヒロイン攻略は順番通りにやらないと訳がわからなくなることも

自力でやろうとしたらめちゃくちゃ大変なので、こだわらない人はもう攻略サイト見てさっさと進めることをオススメします

 

続編について『ロボティクスノーツ エリート』

(出典「ロボティクスノーツ ダッシュ」Amazon)

真エンドの半年後を描く正統続編「ROBOTICS;NOTES DaSH(ロボティクスノーツ ダッシュ)」がすでに発売されています。

シュタインズゲートからダルが参戦しています。

こちら現在買ったはいいのですが積みゲーとなっており、いつかプレイしようとは思うのですが未定となってます…。

クリアした暁にはまたレビューしたいと思います。

ネットの評価は良さそうなので期待。

 

総評・まとめ『ロボティクスノーツ エリート』

(出典「ロボティクスノーツ」公式サイト)

まとめると…

  • ロボットをメインに据えた青春ストーリーと裏で蠢く陰謀ストーリー
  • キャラや背景のグラフィックが綺麗
  • キャラが魅力的(賛否あり)
  • 盛り上がるまで退屈、ラストの尻すぼみ感が残念なストーリー
  • 分岐が攻略サイトありき

『総評』3.5

「王道青春ロボット物という言葉にピンと来たら買い!サスペンスを求めるならオススメできない」

ストーリーの一番の軸は巨大ロボットを作ること。そこにスパイスとして陰謀論が絡んでくるといった印象。

絡んでくると言ってもロボ研仲間たちはほぼ関わりなく海翔と一部のキャラだけで別軸として描かれるため、「ロボ研の仲間たちと悪の陰謀に立ち向かう!」みたいなストーリーではありません。

シリーズのキャラや設定が随所に出てくるのはファンとしては嬉しいところ。

ですが、特殊な能力やら時間移動やらといったブッ飛んだものは出てこず、衝撃的展開も特にないのでそこらへんは期待すると肩透かし喰らいます。

キャラも良い意味でも悪い意味でもクセが強いため、人を選ぶでしょう。

科学アドベンチャーシリーズとして見ると3.0が妥当かなぁ…。

今まで僕がプレイしたシリーズ作品でランキングを付けるとしたら

  1. シュタインズゲート
  2. カオスチャイルド
  3. ロボティクスノーツ
  4. カオスヘッドノア

てな感じです。(他は未プレイ)

なんだかんだ言いましたが、1つのアドベンチャーゲームとしては良作だと思うので、興味あれば是非プレイしてみてはいかがでしょうか

レビューは以上です!最後まで読んでいただきありがとうございました!

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