ネタバレなし!ドラマチックアドベンチャー『十三機兵防衛圏』のレビュー記事です。
ここではゲーム内容の他に、面白い&つまらない点、クリア時間(ボリューム)やおすすめの進め方、体験版についてなどなど…
購入前・購入後に気になるであろう点をいろいろと紹介しています!

このゲームはこんな方にオススメです!
- ストーリーが面白いゲームを探している
- タイムトラベル系のジャンルが好きだ
- 魅力的なキャラがいい
- シミュレーションゲームが好きだ
- ヴァニラウェアによる美麗グラフィックが好み
- 考察が好き
結論から言うと、
超ストーリー重視のゲーム!騙されたと思って是非やってみて欲しい作品!
「クロノトリガー」「シュタインズゲート」「テイルズオブファンタジア」といった時代を行き来するタイムトラベルものが好きな人には特におすすめ。
そうでなくても、めちゃくちゃ良くできたストーリーになってるので誰にでもおすすめできるゲームです!
ちなみに僕はPS4版をクリアしました。

ではさっそくレビュー行ってみましょ~
『十三機兵防衛圏』ってどんなゲーム?ストーリー・概要を解説!

開発元は「ヴァニラウェア」、発売元は「アトラス」。
対応機種:PS4/switch
ジャンル:ドラマチックアドベンチャー
発売日: PS4/2019年11月28日 switch/2022年4月14日
価格:PS4版9,878円(税込)、switch版7,678円(税込)
CERO:C (15歳以上対象)
プレイ人数:1人
体験版:あり
過去・現在・未来の時を超えて描かれる13人の主人公たちによるSF群像劇。
1980年代の架空の日本が舞台で、滅びに抗うため様々な時代で生活する13人の主人公たちが「機兵」という巨大ロボットに乗って戦うドラマチックアドベンチャーゲームです。
ストーリー部分と戦闘部分は別のモードで分かれています。
・ストーリーあらすじ(ネタバレなし)

1985年、突如飛来してきた巨大な「怪獣」たち。 13人の選ばれし少年少女は「機兵」に搭乗し、時を超えて破滅の運命に立ち向かう。
短いですが簡単に言うとこんな感じです。
13人分のストーリーが交錯するので、内容はめちゃくちゃ濃いので安心してください!
・ゲームの流れ

以下の3つのモードがあります。
- 追想編・・・13人それぞれの主人公視点からストーリーが展開されるアドベンチャーパート
- 崩壊編・・・機兵に乗って怪獣を殲滅するシミュレーションバトルパート
- 究明編・・・人物などの細かいデータベースが見れ、考察などが楽しめる
主に追想編でストーリーを進めていき、途中でアンロックされたら崩壊編をクリアしていくという流れ。
究明編は設定や考察が好きな人向け用ですね。

個人的に追想編以外は全部オマケだと思ってます。

もっと詳しい内容は下記の面白い点・つまらない点で紹介します!
◎面白い・おすすめな点『十三機兵防衛圏』
- 「追想編」の惹き込まれるストーリー
- 13人の魅力的な主人公たち
- ヴァニラウェアによる美麗グラフィック
詳しく説明していきますね!
「追想編」の惹き込まれるストーリー

※ネタバレなしの感想です。
もともとミステリーもタイムトラベルものも好きなので、マジでめちゃくちゃ面白かったです!!
僕が最初に選んだ主人公は鞍部十郎なのですが、ある何気ない日常から突然起こるあの出来事のところでいっきに惹き込まれました。
その後いろいろと主人公を替えて進みますが、途中でダレることもなく全員が個性あって楽しめました。
ストーリーモードの「追想編」では、各主人公を実際に動かして物を調べたりNPCと会話したりできます。
特に「クラウドシンク」というシステムがあり、これがより没入感を高めてくれます。
・クラウドシンク
日常の会話の中から得たキーワードや情報を記憶し、その単語について考えることで変化したり、相手に投げかけることで新たなキーワードを入手できたりする。
実際に会話しているかのような感覚でプレイできるシステム。

13人の主人公全員が何かしらの謎をかかえており、この世界の謎も随所に散りばめられています。
主人公ごとのストーリーでは途中でアンロックがかかり、崩壊編の特定ミッションをクリアするか、別の主人公ルートをある程度進めることで解除される仕組みになっています。
めちゃくちゃ気になるところでアンロックされるので、先が知りたくて別のルートを進めるのですが、そこでもまた気になる謎が出てきて…と先が気になって仕方ない作りになっています。
ぶっちゃけ追想編だけのノベルゲームで良かったと思えるほどストーリーに集中したいゲームでした!
全ての真相が明らかになった時の衝撃もなかなかでした。なるほど~と。
あとけっこう恋愛要素強めで、少女漫画とかラブコメ好きな人も楽しめそうです。


禁断の恋もあって違う意味でドキドキするかも
13人の魅力的な主人公たち

キャラがみんな魅力的なのも没入感を高めています。
平凡な高校生もいれば昭和のヤンキー、リア充、スポーツ少女にヤンデレちゃんなどなど個性豊か。
中には某魔法少女みたいなキャラもいます。笑
主人公同士の恋愛要素も絡んでくるので、その先の展開も気になりますね。
特にお気に入りのキャラは鷹宮由貴、南奈津乃、三浦慶太郎です。元気な女の子が好きなのと三浦の誠実さが気に入りました。
サブキャラも結構濃くて良いキャラがたくさんいます。女装男子とかしゃべる猫とか。
とにかく嫌いになるようなキャラはいなかったです。

機兵を呼び出すとこはみんなカッコ良くてテンション上がります
ヴァニラウェアによる美麗グラフィック

「オーディンスフィア」「朧村正」「ドラゴンズクラウン」などを手掛けたヴァニラウェアによる圧倒的美麗グラフィック!
デザイナーの平井有紀子さんの水彩絵が特徴のキャラが、そのままのクオリティで活き活きと動きます。
キャラや機兵はもちろん、背景の作り込みも半端ないです。
特に夕方のシーンは雰囲気がバリバリ伝わってきて切なさすら感じさせます。
ヴァニラウェアお得意の料理グラも健在。
どれも美味そうですが、あるキャラの言動も相まって無性に「焼きそばパン」が食べたくなります。笑
×つまらない・気になると思った点『十三機兵防衛圏』
- 「崩壊編」の戦闘パートが飽きてくる
- 「追想編」の主人公の切り替えが激しく、ややこしい
詳しく説明していきますね!
「崩壊編」の戦闘パートが飽きてくる

機兵に乗ってターミナルを守るタワーディフェンス型のシミュレーションバトルパート。
本編の追想編とは打って変わって、こちらはひたすら戦闘を楽しむモードです。
13人の主人公たちの機兵には、それぞれ近接格闘型・万能型・遠距離型・飛行支援型の4つの種類があり、その中から敵のタイプに応じて有利な機兵をチーム編成して戦います。

経験値を貯めてキャラをレベルアップさせたり、メタチップという機兵強化に必要なポイントを使って機兵をカスタマイズできます。
これ、最初の方は爽快感もあって楽しかったんですが、ステージ数が結構多い割に見た目もほとんど変化ないので飽きてきます。
タワーディフェンスというのも好みが分かれるところですね。
ストーリーの先が気になるのに崩壊編を途中で挟まなければならない仕様もあって余計に煩わしくなりました。
難易度は「カジュアル、ノーマル、ストロング」から選べます。
最初ノーマルでやってましたが、飽きたころからカジュアルにしてとっとと進めてました。笑
また、途中でイベントも挟まれてキャラ同士の会話も見れるのですが、最初から全員が機兵に覚醒して顔見知り状態なので序盤のストーリーを進めている時点では置いてけぼりを喰らいました。
ストーリーの仕様上、仕方ないとは思いますが余計にやる気が削がれました…。

これ単体は決してつまらない物ではないのですが、僕には合わなかったみたいです
「追想編」の主人公の切り替えが激しく、ややこしい

13人も主人公がいるので、それぞれのストーリーを把握するだけでも大変だったりするのですが、加えてしょっちゅうアンロックされるので切り替えが激しく、ややこしくなることも。
あらすじもちゃんと表示されますが、毎回おさらいするのも面倒なので…。
行き来する時代も5つあるので、この時代では今どういう状態なんだっけ?となることもありました。
クリア時間はどれくらい?クリア後は?『十三機兵防衛圏』
だいたい30~40時間という人が多いみたいですね。
早い人は30時間以内という例も。
僕は普通にプレイして約34時間かけてクリアしました。
周回要素などはないですが、クリア後は以下の要素が解禁されます。
- イベントアーカイブにエンディングの項目が追加
- イベントアーカイブの登場人物に主人公以外が表示されるようになる
- 主人公選択画面から各主人公を最初からやり直せるようになる
- 崩壊編の第4エリアが開放される
僕は崩壊編は途中で諦めた口なので第4エリアはやってません。
強い敵がたくさん出現するようです。
おすすめの進め方は?『十三機兵防衛圏』
好きな主人公から始めれば良いと思います。僕は一番主人公っぽそうな十郎から始めました。
テキトーにバラバラに進めると訳がわからなくなるので、主人公を決めたらロックがかかるまでいっきに進めましょう。
ストーリーの進行上、重要な人物は特に後回しにされる傾向なので「特定のキャラを先にクリア!」といったことはできないので注意。
崩壊編はできるだけ後回しで。少なくとも序盤はロック解除に必要な時だけ進めるようにしましょう。
究明編は気になることがあったりストーリーをおさらいしたい時など、好きな時に見る感じで大丈夫です。
体験版はあるの?引き継ぎは?『十三機兵防衛圏』

体験版あります。
内容は「追想編」のプロローグ部分、「崩壊編」のステージ1-5まで。
プレイ時間としては3時間ほどです。
セーブデータもそのまま引き継ぎ可能!興味があれば是非!
スイッチ版との違いは?『十三機兵防衛圏』
PS4で『十三機兵防衛圏』が発売された約3年後にスイッチ版が発売されました。
基本的なゲーム内容は同じですが、以下の特典が収録されています。
- DLC特典「デジタル・シークレットファイル」
- DLC特典「デジタル・アートワークス」
- パッケージ特典「描き下ろしリバーシブルジャケット」
追加要素では、崩壊編で使用可能な主人公の「兵装」を2種類づつ追加、英語音声に切り替え可能となっています。
ロード時間や処理落ちといった点でも特にPS4と変わらないみたいですね。
あとは携帯モードでいつでもどこでもプレイできるのがメリット!
総評・まとめ『十三機兵防衛圏』
まとめると…
◎良い点
- 惹き込まれるストーリー
- キャラが魅力的
- 美麗グラフィック
×微妙な点
- 戦闘パートが飽きる
- ストーリーがややこしい
『総評』
「ストーリーさえ面白ければ良いって人は買い!それだけで満足できる一本です!」
戦闘パートはオマケ!楽しめれば言うことなし、楽しめなくても難易度カジュアルにすればサクサク進めます!
戦闘はタワーディフェンスという点が一番ハマらなかった要因かも。世界を守るというコンセプト上しょうがないですが。
ストーリーは文句なしなので、「SF」「タイムトラベル」「学生たちによる群像劇」「ロボット」「衝撃の真相」これらのワードにいくつか興味を示したら是非プレイをおすすめします!
体験版も配信されているので興味あればそちらからもどうぞ!
スイッチでの携帯モードも良いですが、大画面も迫力あって良いですよ。

レビューは以上です!最後まで読んでいただきありがとうございました!
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