ネタバレなし!ソロプレイ重視のオフライン版『ドラゴンクエスト10 目覚めし五つの種族』のレビュー記事です。
僕はSwitch版をプレイしました。
ここではゲーム内容の他に、クリア時間(ボリューム)、面白い&つまらない点、オンライン版との違いについてなどなど…
購入前に気になるであろう点をいろいろと紹介しています!

このゲームはこんな方にオススメです!
- ドラクエ10未プレイ
- オンライン版を敬遠していた人
- 気軽にドラクエ10をやりたい
- ドラクエシリーズが好き
- ボリュームたっぷりなRPGを探している
2012年にサービス開始したドラクエ10オンラインが、10年の時を経てオフライン版としてリメイクされました。
ドラクエは好きだけどオンラインということで敬遠していた!という方からすれば、オフライン版の登場でやっとドラクエ10がプレイできる!といった感じですね。
さっそくプレイした結論から言うと、
未プレイなら是非やるべき!やっぱりドラクエは楽しい!
僕はオンライン版もver.2の途中まで経験済みですが、もともとソロプレイ派なので今回のオフライン化はすごく嬉しかったです。
今回はver.1の「目覚め五つの種族」ということで実質2周目になりますが、ストーリーもほぼ忘れていたので新鮮な気持ちでプレイできました。
オンライン版との比較も含めてどう面白かったのか、どこがつまらなかったのか、オンライン経験者の方も未プレイの方も参考にして頂けると幸いです。

ではさっそくレビュー行ってみましょ~
『ドラクエ10オフライン 目覚めし五つの種族』ってどんなゲーム?

対応機種:PS5/PS4/Switch/steam
ジャンル:RPG
CERO:A (全年齢対象)
プレイ人数:1人
体験版:あり
開発・販売元は「スクウェア・エニックス」。
2012年にオンライン版としてサービスを開始したドラクエ10。
今ではver.6までストーリーが展開されており、そのver.1にあたる「目覚めし五つの種族」が今回のオフライン版の内容となっています。
ちなみにver.2の「眠れる勇者と導きの盟友」は2023年春ごろに有料DLCとして配信予定。
オフライン版ということで、グラフィックを完全に新調し、戦闘バランスやストーリーの進行、錬金やサブクエストといった要素もソロプレイ用に調整されています。
・ストーリーあらすじ
レンダーシアの中心に位置するエテーネ島。そのエテーネの村で主人公は暮らしていた。エテーネの民が代々引き継いでいる時渡りの術の力を危惧した冥王ネルゲル達の襲撃によりエテーネの村は壊滅。レンダーシアは迷いの霧に覆われる。死亡した主人公の魂は謎の神殿に飛ばされ、同時期に不慮の死を遂げた別の種族として生き返しを受けることとなった。
(引用元「ドラクエ10オンライン」wiki)
主人公は五つの種族(オーガ、ウェディ、エルフ、ドワーフ、プクリポ)から一つを選び転生し、選んだ種族によって始まる大陸も最初のストーリー導入部も変わります。
ここで選んだ種族は現時点では他の種族に変更不可能なので、しっかり考えて選びましょう。(能力に差はありません)
・主なゲームシステム

「目覚めし五つの種族」では以下の要素が遊べます。
- 主人公のキャラメイキング
- 転職システム(主人公のみ)
- 仲間キャラの登場
- スキルパネルによる育成
- 錬金と鍛冶でアイテムや装備を生成
- 強敵に挑める魔法の迷宮
- カジノや釣り、ふくびきといったミニゲーム
・主人公について

性別やビジュアル、大人か子供かなど細かく設定でき、人間バージョンと選んだ種族バージョンとの2種類が設定できます。
装備によって見た目が変更され、マイコーデ機能を使うことで実際の装備品とは違う好みの組み合わせの見た目に変更することも可能。
唯一転職が可能で、全部で14種類ある職業ごとにレベルがあり、スキルパネルは職業ごとではなく武器種ごとに設定されています。
・仲間キャラについて

各種族からそれぞれ一人づつ、合計5人が仲間になります。
オンライン版ではただのサブキャラでしたが、一緒に連れて歩けるようになったのは嬉しいですね。
仲間キャラは転職できず、スキルパネルは固有スキルと得意な武器種ごとに設定されています。
クリア時間はどれくらい?『ドラクエ10オフライン 目覚めし五つの種族』
だいたい40~50時間という人が多くみられました。
僕もサブクエストはほどほどにプレイして、ちょうど50時間でエンディングを迎えました。
やり込み要素が豊富なゲームなので、それらもガッツリやってけば余裕で100時間以上は遊べるんじゃないでしょうか。

次項から「面白い点・つまらない点」を紹介します!
◎面白い・おすすめな点『ドラクエ10オフライン 目覚めし五つの種族』
- ドラクエ10を完全ソロプレイでできる!
- バトルや移動が超快適
- グラフィックはこれはこれで良さがある
- やりこみ要素が豊富でボリューム大
ドラクエ10を完全ソロプレイでできる!

これが一番のセールスポイントですね。
ネットではオンラインというだけで敬遠していた人が結構多く見られたので、これはやはり嬉しいところではないでしょうか。
オンライン版でもソロプレイは可能でしたが、仲間キャラがいない代わりに他プレイヤーのキャラを借りてパーティを組む必要があったり、他のプレイヤーと協力しないと倒せない敵がいたりとオンラインならではの要素がやはり気になるという点がありました。
オフライン版では今までのドラクエのように最初から最後まで一人で楽しめる作りになっています。
バトルシステムが従来のターン制バトルに変更されている他、仲間キャラの追加によってストーリーも孤独感が薄れたように思います。
ただ、モンスター討伐はフレンド登録が必要で一人だけでは遊べない要素なので、これも一人用の討伐も遊べるようにして欲しかったです。
バトルや移動が超快適

とにかくプレイ環境がめちゃくちゃ快適になっています。
まずバトルですが、バトルスピードを「ふつう、はやい、超はやい」から選べ、超はやいにすれば超サクサク進みます。
作戦の「めいれいさせろ」状態では「ここだけおまかせ」という便利機能を使えばその時だけオートで戦ってくれます。これによって普段は自分でコマンドを選びたいけど、面倒な時は任意で気軽にオートバトルにさせるといったことができ便利です。
そして移動に関しては更に快適となっています。
まずダッシュがめっちゃ速い。しかも街中でもダンジョンでも関係なくダッシュ可能なのですぐ目的地へ行けます。
あとフィールドとダンジョンで使えるドルボードという乗り物。ダッシュに輪をかけてめちゃくそ速い。
オンライン版では広いフィールドをあれだけ時間かけて移動してたのに、オフライン版ではここまで速くなるとは…と衝撃でした。
一応オートランもあるのですが、これは逆に使いづらかったので全然使いませんでした。
そして目的地に瞬時に移動できる「ルーラストーン」という何度でも使えるアイテムがあるのですが、街や集落は自動で登録され、至る所に設置された大きなルーラストーンを解放することで自由に瞬間移動が可能になります。
結構細かく移動先が選べるのでこれもとても便利です。
ただダンジョン内ならともかく、家の中など天井があるところでは頭をぶつける仕様はいらなかったかな…。
グラフィックはこれはこれで良さがある

オフラインになったことで一番賛否が分かれたグラフィックですが、僕はこれもありだなと思いました。
キャラが二頭身なのもオンライン版との差別化ができていますし、グラフィック自体はそこまで悪くありません。

どうしても八頭身が良い!と言うのならオンラインでソロプレイしましょう。
なにより、この頭身に合わせてマップも新調されているからこそ、上記で挙げた快適プレイにも繋がっていると思います。
イベントシーンではオンライン版のように八頭身キャラが動くシーンを挟んでくれるのでメリハリもあります。
残念な点を挙げるなら、せっかくの主人公コーデが二頭身のせいで映えないという点でしょうか。
あとムービーの画質が悪いように思います。
Switch版だからなのか他のプラットフォームでもそうなのかはわかりませんが、何かジャギジャギしてるんですよね。
まぁドラクエにグラフィックを求めていないので、ゲームをプレイする上で悪い点だとは思いませんでした。
やりこみ要素が豊富でボリューム大

元がオンラインだけあって、やりこみ要素はガッツリあります。
図鑑埋めやサブクエスト、キャラ育成系にエンドコンテンツの「魔法の迷宮」などなど…。
特にサブクエストだけでもとんでもないボリュームがあります。
単発で終わるクエストもあれば、職業クエストやストーリーで関わったキャラとのその後の補完クエストといったものは続き物になっていて、結構内容が面白いものが多いです。
あとドラクエ11でも登場した「しばりプレイ」なるものもあります。(僕は設定してませんが…)
これはゲーム開始時に好きな縛りプレイを選べ、自分好みの難易度設定を作ることができるシステムです。
途中で外すことはできますが、一度外すと再設定はできず、新しく設定することもできないので注意が必要です。
×つまらない・気になる点『ドラクエ10オフライン 目覚めし五つの種族』
- おつかいが多い
- ロードが少し気になる(Switch版の感想)
- 値段設定がおかしい
おつかいが多い
「~へ行って様子を見てきて!」「~の敵を倒してアイテムを手に入れてきて!」といったおつかいが大半です。
例えば、城で「~という場所で待ってるから後から来て欲しい」と言われ行くと、チョロッとイベントがあった後「では城に戻ろう」みたいなやり取りがしょっちゅうある印象でした。
ストーリーなら基本的にその大陸で完結してくれるのでまだ良いのですが、サブクエストだと全然違う大陸の目的地を言われるので「そこまだ行ったことないんだけど!?」ってことがよくありました。
そしてそのまま放置して結局どうでも良くなるという…。
あとサブクエストの報酬も何かやる気でない微妙なものが多いです。素材系とか。
僕は錬金とかあまりやらなかったので、特に魅力を感じませんでした。
あとオンライン版だと一緒に経験値も入手できたのでまだやる気が出たのですが、オフライン版では貰えなくなっていたのが残念でした。
ロードが少し気になる(Switch版の感想)
町での建物間のロードは結構早いのですが、フィールドから町やダンジョンへの切り替え(キャラの紹介とか見れる画面が流れる)では8~10秒ほどかかって少し待たされます。
それはまだ良いのですが、バトルが始まる前にも3秒、長い時は5秒ほどかかることがありテンポが悪く感じました。
シンボルエンカウントなので今からロードが入ると構えられますが、これがランダムエンカウントだったら相当ストレスだったろうなぁと思います。
我慢できないレベルではないので、慣れれば許容できる範囲ですね。
値段設定がおかしい
ぶっちゃけ高すぎると思います。
通常版が税込8,580円、配信予定のver.2が同梱済みのデラックス版が税込12,980円となかなかのお値段。
ちなみにver.2単体だと税込4,400円します。
これがドラクエ10新発売!っていうのならわかりますが、すでにオンライン版が10年前から発売済み。
更にオンライン版は現在ver.2の途中まで体験版扱いで無料プレイ可能、つまり「目覚めし五つの種族」が最後まで無料で遊べちまうんだ!状態。
それでも発売当時は店では売り切れ続出だったということなので、いかにオフライン版ドラクエ10を心待ちにしていた人が多かったかわかりますね。
個人的にはこの半額…とは言いませんが通常版で5~6,000円くらいが妥当だと思いました。
詳しくはこちらの記事にまとめています!
総評・まとめ『ドラクエ10オフライン 目覚めし五つの種族』
まとめると…
- ドラクエ10を完全ソロプレイでできる!
- バトルや移動が超快適
- グラフィックはこれはこれで良さがある
- やりこみ要素が豊富でボリューム大
- おつかいが多い
- ロードが少し気になる(Switch版の感想)
- 値段設定がおかしい
『総評』
「ドラクエ10未プレイなら是非プレイをオススメ!オン経験者でも新鮮な気持ちで楽しめる良リメイク!」
グラフィックがよくやり玉に挙げられますが、それほど重視しないのならゲーム自体はとても楽しめるものになっています。
オンライン要素もうまいことオフラインへと移行できていると思いますし、従来のドラクエのように安心して楽しめるでしょう!
難易度もレベルがサクサク上がるのでRPGが得意でなくてもクリアできますし、逆に高難易度を求めるならしばりプレイで敵を強く設定すると結構歯ごたえがあるみたいです。
ドラクエ10に興味があってまだ未プレイなら是非オススメしたいと思いますし、僕のようなオンライン経験値でもストーリーのおさらいだったり快適プレイだったりで楽しめる良リメイクだと思いました。

あとオフライン版をクリアすれば、オンライン版で物語の続きをレベル70からスタートできる連動システムもあります!(データ引き継ぎではないです)
※製品版へ引き継げる体験版の配信が開始されました
ver.2の「眠れる勇者と導きの盟友」も今後配信されればプレイするつもりなので、クリア後レビューしたいと思います。
この記事を見て少しでも興味をもってもらえたら幸いです。

レビューは以上です!最後まで読んでいただきありがとうございました!
コメント